2026 Apr 22 , by:
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=1面からつづく
政府は2026年度から、桜と梅の観光名所の周辺自治体が負担する、クビアカツヤカミキリの対策費用を半額まで補助しています。桜だけでなく、梅や桃の果樹被害も出ており、廃業を迫られた農家もいます。
なぜ被害が拡大するのでしょうか。森林総合研究所の加賀谷悦子・昆虫生態研究室長は「防除(予防と駆除)が大変難しく、繁殖力も高い。被害の初期に防除しないと、抑えられなくなってしまうんです」と説明します。
1匹のメスが1000個以上産卵するケースもあり、他のカミキリムシに比べて産卵数が極めて多いです。現状では競合する生物もおらず、「やりたい放題の状況」といいます。
また、農薬をまいても木の中の幼虫には届きません。木に開いた穴から薬剤を注入する方法もありますが、被害が進行するほど完全な駆除は難しく、かかる費用や労力も大きいのです。
ではどうすればいいのでしょうか。加賀谷室長は「一番効率的なのは、まだ被害が浅いうちに伐採し、焼却や破砕などで確実に幼虫を駆除することです」と話します。
被害を早く見つけるカギは、幼虫が樹皮に開けた穴からひき肉のように排出する木くずとふんの混合物「フラス」です。幼虫は5~9月ごろに盛んにフラスを排出します。木の根元や樹皮にフラスがたまっていれば、中に幼虫がいる可能性が高いです。加賀谷室長は「フラスが出る5月以降、桜などの地際(根元)を見て、オレンジ色の木くずのようなフラスがあったら自治体などに連絡してください」と呼びかけています。
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