ナイジェリア・アブジャ(CNN) マラウイの北部で、ステニ・ウィリアムズ・ンサンバさんは自身の小規模農場に使う肥料を購入するのに苦慮している。農場ではトウモロコシ、落花生、タバコを育てている。イランでの戦争により生活費は急騰。海運の混乱が11月の栽培シーズンまで続けば、「壊滅的な低収量」は避けられないと警戒感を募らせる。
「多くの物価が上昇し、生活は耐え難いものになるだろう」。ンサンバさんはCNNの取材にそう語った。
ンサンバさんの苦境はアフリカ全土に共通のものだ。燃料価格の高騰が経済に深刻な打撃を与え、貿易ルートの遮断が重要な作付けシーズンに肥料不足を引き起こす。
米国とイランの間で発表された2週間の停戦は希望をもたらしているが、たとえ停戦が維持されたとしても、事態がすぐに正常化すると期待する者はほとんどいない。ナイジェリアにあるアフリカ最大の石油精製所のオーナー、アリコ・ダンゴテ氏は先月、CNNに対し、石油価格が安定するまでには数カ月かかる可能性があると語った。
イランでの戦争は世界のあらゆる地域に影響を及ぼしたが、アフリカ諸国は特に脆弱(ぜいじゃく)な立場に置かれている。燃料や食料、肥料の多くを輸入に依存しているためだ。
アフリカ連合(AU)の元ソマリア・サヘル地域特使、サイモン・ムロンゴ氏はCNNに対し、資源価格の高騰に直面するアフリカ諸国の苦境を和らげるには、この一時的な停戦は手遅れだと語る。同氏によれば、アフリカ大陸の一部の石油輸入国は「通貨への圧力、補助金負担の増大、そしてガソリン価格の高騰」に直面しているという。
アフリカ全土で燃料価格は最大15%から40%急騰し、すでに苦境にある経済にさらなる負担を強いている。マラウイではガソリン価格が34%上昇。ジェット燃料価格は81%跳ね上がった。
またしてもアフリカ諸国は、自分たちの関与が及ばない遠く離れた地域の戦争の犠牲者となっている。
「新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)やロシア・ウクライナ戦争といった過去のショックは、アフリカ経済がいまだに世界的な変動の影響を強く受けやすい状態にあることを示している」と、政治学者で国際安全保障アナリストのフォラ・アイナ氏は述べた。
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