きょう(2日)のトランプ大統領の演説を受けて原油先物価格は値上がり。その影響は、私たちの生活に徐々に忍びよっています。
■スーパーに忍び寄る“原油高”
埼玉・川口市にあるスーパーの野菜売り場では、ある取り組みが始まっています。
新鮮市場 東本郷店 飯田智成 店長
「ナスとトマトをザル盛りで販売しています」
トレイに乗せた野菜にラップをかけて陳列する数を減らし、“ザルにのせて売る野菜”を増やしています。
イラン情勢の悪化で、原油が原料のトレイやビニールなどの価格が値上がりしているためです。
新鮮市場 東本郷店 飯田智成 店長
「経費がすごく上がるということで、2倍3倍となると商品の値段としてもプラスアルファしないといけない」
■ガソリンスタンド“原油高”が直撃 トランプ発言で“値上がり”
日本が主な輸入先としている中東の原油は、3月の出荷分が前の月より8割も上昇とまさに「急騰」。
トランプ大統領の演説中にも原油先物価格が6ドル上昇。その後も値上がりし、1バレル=106ドル台をつける場面もありました。
止まらない原油高は、ガソリンスタンドを直撃しています。
西綾瀬サービスステーション 三枝直樹 店長
「この状況が改善されないと夏までに事業閉鎖も考えられる。出荷停止、モノがないから」
1日、店に届いたのは「需給不安により出荷停止」と書かれた通知。
値上がりだけではなく、ガソリン自体が入ってこないという前代未聞の危機を迎えています。
不透明さを増す中東情勢。暮らしへの影響は、さらに広がる可能性があります。
■問われる政府の対応…供給網全体へ広がる懸念
井上貴博キャスター:
日本だけでできることは限られています。難しい問題ですが、何から手を打っていけばいいのでしょうか。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
(日本時間)2日に行われたトランプ大統領の演説で、停戦について動きがあるか、それに伴い原油価格が下がるかと思いきや、まったく具体的な道筋などは示されませんでした。
その結果、原油の先物価格が一時、1バレル=106ドル台まで急上昇しました。100ドルを超えるのは相当なことです。(戦闘が)どんどん長期化へ進んでいくとなると、原油高にさらなる拍車がかかるでしょう。
本来ですと、節約モード・省エネモードに切り替えなければならないのですが、高市総理はどうもメンツにこだわっているようです。
省エネモードによって景気が減速することに対して非常に警戒しているようなので、そこは考え直していただきたいですね。
井上キャスター:
経済を冷やしたくないというのは、大事なところではあります。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
ただこの調子でいくと、日本に部品が入ってこなくなり、サプライチェーン全体に影響が出てくるので、いくら日本だけ頑張ってもそうはいかないということも予想されます。
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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身
政治記者歴30年
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