【3月31日 AFP】イランのメディアは31日、戦略的要衝であるホルムズ海峡に位置するケシュム島の海水淡水化プラントが空爆を受け、稼働停止に追い込まれたと報じた。なお、攻撃の正確な日時は明らかにされていない。
イラン学生通信(ISNA)は、保健省のモフセン・ファルハディ局長の発言を引用し、「ケシュム島にある淡水化プラントの一つが標的となり、現在は完全に停止している。短期間での復旧は不可能だ」と伝えた。
同島をめぐっては、バーレーンの米軍基地から7日に攻撃が行われたとして、イランのアッバス・アラグチ外相が「露骨で絶望的な犯罪だ」と米国を非難していた。
ケシュム島はペルシャ湾最大のイランの島で、ホルムズ海峡に沿って約100キロメートルにわたって延びている。近年、ユネスコ(UNESCO)の世界ジオパークにも登録された特異な岩石層や美しい海で観光客に人気だが、専門家は同島が高度に軍事化されているとも指摘している。
2月28日の米・イスラエルによるイラン攻撃をきっかけに始まった中東地域での武力衝突では、これまでにも淡水化プラントが狙われており、バーレーンやクウェートがイランによる攻撃を報告している。しかし、クウェートの施設に対する攻撃についてイラン政府は、イスラエルによる攻撃だとして自国の関与を否定している。
中東は世界で最も乾燥した地域の一つであり、多くの国が家庭用および産業用水を海水淡水化プラントに依存している。
仏シンクタンク国際関係研究所(IFRI)の2022年の報告書によると、淡水化された水が飲料水に占める割合は、アラブ首長国連邦(UAE)で42%、サウジアラビアで70%、オマーンで86%、クウェートでは90%に達している。
そのため一部のアナリストは、湾岸諸国が自国の重要な水インフラへの攻撃を受けた場合、イランに対して直接参戦する理由になり得ると警告している。(c)AFP
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