(CNN) ロシアが原油高と一部制裁の解除による恩恵を受ける中、ウクライナ軍はロシアのエネルギーインフラへの攻撃を強化している。
ウクライナのドローン(無人機)はここ1週間で、複数のロシアの製油所や輸出ターミナルを攻撃した。昨年夏に開始したロシアの主要収入源を狙う作戦を加速させている。
中東での戦争と原油価格急騰はクレムリン(ロシア大統領府)に思わぬ利益をもたらしており、ウクライナはロシアのエネルギー生産能力を弱体化させる試みを強化している状況だ。
ウクライナ軍は今月、ロシアのエネルギーインフラに対して10回の大規模攻撃を実施したと主張。攻撃の一部はロシア国内奥深くの地域にまで及んだ。どの程度の影響が出たのかは不明だが、ロシアはガソリン輸出の禁止を検討している。
ウクライナのゼレンスキー大統領は28日に記者団との電話会見に応じた際、CNNに対し、ウクライナの長距離ドローンの有効性は向上していると説明した。
ウクライナ軍が実施したと主張する攻撃で最新のものは、28日未明にモスクワ北東のヤロスラブリにある大型製油所を狙った攻撃だ。ウクライナ軍によると、攻撃は製油所を直撃し、火災が発生した。
ヤロスラブリ州のエブラエフ知事は、複数の住宅や「商業施設」に被害が出たことを認めつつも、30機を超えるドローンを無力化したと明らかにした。
バルト海沿岸のウスチルガでは、ロシアの石油輸出ターミナルが1週間で2度攻撃を受けた。ウクライナ保安庁(SBU)によると、27日未明には長距離ドローンで「石油積み込み設備や、石油および石油製品を貯蔵するタンク群」を損傷させたという。
位置情報を確認済みの映像には、ウスチルガの港で大規模火災が発生する様子が捉えられている。ロシア非常事態省は攻撃後、近隣のサンクトペテルブルクの住民に対し「大気汚染」への注意を促した。
ゼレンスキー氏はCNNの取材に、「我々は自国のエネルギーインフラへの攻撃に対して反撃した。強力な攻撃で対抗し、ウスチルガの能力を低下させた」と語った。
ドローン攻撃を受けた後、「この施設に残る能力は4割にとどまる」との見方も示した。
近隣のプリモルスク港も攻撃され、ウクライナ側によると、28日の時点でもまだ両港で火災が確認できるという。
国営石油企業ロスネフチが運営するロシア南部サラトフの製油所も先週末に攻撃を受けた。
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