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国際連合(国連)が世界各地で取り組む「ピース・サークル」の参加者の声と対話の成果は、今年9月にまとめられる事務総長の報告書などに取り入れられます。国連の本部はアメリカ・ニューヨークにあり、日本からは遠くに見られがちです。国連広報センター(東京都渋谷区)の根本かおる所長は神奈川県横浜市で8日に行われたピース・サークルで、「国連とのつながりを実感していただきたい」と語りかけました。
この日は、女性を差別せず、権利を守るために国連が定めた「国際女性デー」で、シンボルのミモザの花にちなんで根本さんは山吹色のスカートをはいてきました。2月28日にはアメリカとイスラエルがイランを攻撃したばかりで、根本さんは「こんな時だからこそ、立場を超えてつながり合って、いっしょに考えられる若い方々の力が必要になっています」と訴えました。
2024年の世界の軍事費は2兆7000億ドル(400兆円超)と推計され、アメリカのイラン攻撃には1日だけで10億ドル(1500億円超)がかかると報じられています。軍事部門では温室効果ガスが多く排出され、戦争は女性にしわ寄せが行きがちで、根本さんは「平和と気候変動、環境問題、ジェンダーをつなげて考えることが非常に重要です」と説明しました。
ファシリテーター(進行役)の一人を務めた一般社団法人「かたわら」(横浜市)代表理事の高橋悠太さん(25)は広島県出身で、中高生時代から核兵器をなくす運動にたずさわってきました。昨年9月には国連のキャンペーン開始を記念してニューヨークで行われたピース・サークルに参加し、世界の若者たちと対話しました。高橋さんは「戦争をなくすことを考えた時には信頼をつくっていかなきゃいけない。とんがった意見をたくさん出して、この場から信頼をつくっていきましょう」と対話をうながしました。
横浜市の高校3年、畠山紗綺さんは24年2月から約1年間、中央アメリカのコスタリカに留学しました。ピース・サークルのグループ発表では、コスタリカが軍隊のない国で、先生を増やす取り組みに力を入れてきたことを紹介しました。ピース・サークルを終え、畠山さんは「自分が考えていなかった視点を学ぶ機会ができて良かったです。身の回りのことが世界につながることを実感できました」と話していました。
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