【3月15日 AFP】その年の「最もひどい」映画を決めるラジー賞(ゴールデンラズベリー賞)が14日発表され、リメイク版の『ウォー・オブ・ザ・ワールド』が「最低映画賞」に選ばれた。
2025年の「最低映画賞」となった映画『ウォー・オブ・ザ・ワールド』は、H.G.ウェルズの記念碑的小説の名前を借りた程度のリメイクで、全編Zoomの通話画面で構成された作品だ。最低男優賞のアイス・キューブを含め、計5部門での受賞を果たした。
Amazonプライム・ビデオで配信された同作は、不自然なプロダクトプレイスメント(劇中広告)でも酷評された。とりわけ、クライマックスで「プライム・エア(アマゾンの配送ドローン)」がエイリアンの侵略から人類を救うというシーンは失笑を買った。
徹底的に酷評されたレビューにもかかわらず、あるいはそれが奏功したのか、同作は予想外のヒットを記録。批評家たちはこの現象を、「退屈したマゾヒストたち」による「ヘイト・ウォッチング(嫌悪しながら観ること)」と呼んだ。
ラジー賞主催者は、「SFの古典のタイトルを盗み、再構築された別の映画に無理やり貼り付けた結果、SFの傑作を意図せぬ大爆笑映画に変えてしまった」と述べた。
一方、ディズニー最新の実写リメイク版『白雪姫』も、約1年前の公開以前から数々の論争に巻き込まれてきた。
主演のレイチェル・ゼグラーは、愛すべき1937年のオリジナル版を軽視し、王子を「ストーカー」と呼んだことでディズニーファンを激怒させた。さらに、ラテン系女優のキャスティングは、ソーシャルメディアの一部で「ウォーク(社会問題や人種・性差別への意識の高まりを示す言葉)が行き過ぎている」と厳しく批判された。
しかし、最終的に二つのラジー賞をもたらしたのは、劇中の不気味なCGの小人たちだった。
『最低助演男優賞』の発表で主催者は、「『恐ろしい』『戦慄する』『どぎつい偽物』と評された受賞者は、7人全員の人工的な小人たちだ」と述べ、「人工知能(AI)に2億5000万ドル(約400億円)以上もかける必要はない。20ドル50セント(約3300円)か、あるいは7日間の無料トライアル期間で十分だったのではないか」と、同作の巨額予算を皮肉った。
アニメタッチで描かれたノーム(地の精)のような7人の魔法の生き物たちは、「最低スクリーンコンボ賞」にも選出された。(c)AFP
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