(CNN) トランプ米政権は12日、各国が特定のロシア産石油製品を一時的に購入することを許可すると発表した。同日、イランとの戦争が長期化する中、ブレント原油価格は2022年8月以来初めて1バレル=100ドル(約1万6000円)以上で取引を終えた。
原油の主要輸出国であるロシアの原油に対する制裁が一時的に解除された形だ。ウクライナでのロシアの戦争に資金が流れるのを食い止めるため、米国はこれまでロシアの石油会社に圧力をかけてきた。
ベッセント米財務長官はソーシャルメディアで、既存の供給の範囲拡大を念頭に、各国が現在海上で立ち往生しているロシア産石油を購入することを一時的に許可すると述べた。これは「厳密に調整された短期的な措置」であり、すでに輸送中の石油にのみ適用されるとした。その上で、今回の措置がロシア政府に大きな経済的利益をもたらすことはないとの見方を示した。同政府はエネルギー収入の大部分を、採掘時点で査定される税金から得ているというのがその理由だ。
米財務省のウェブサイトに掲載されたこの認可は、3月12日時点で船舶に積み込まれたロシア産の原油または石油製品にのみ適用される。購入は、4月11日まで許可される。
ニューハンプシャー州選出の民主党上院議員で、上院外交委員会の上級委員を務めるジーン・シャヒーン氏は、ソーシャルメディア上でこの決定を批判。ロシアのプーチン大統領の支援を受けたイランが中東で米国人を標的にしている中、トランプ氏はクレムリン(ロシア大統領府)の戦争資金源を充実させていると主張した。
「(トランプ)大統領の仕掛ける拙速な戦争は、低迷するロシア経済を圧迫するどころか、プーチン大統領に思わぬ利益をもたらしている。一方で、米国の家庭は物価高に苦しんでいる」(シャヒーン氏)
2週目に入った今回の戦争により、世界の石油の5分の1が通過するホルムズ海峡はタンカーの航行が事実上遮断されている。石油価格は急騰し、アナリスト、エコノミスト、トレーダーたちは、戦争が早期に終結したとしても、海峡がすぐに再開されるとは限らないと警告している。
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