都内の惣菜店の唐揚げ弁当、なんと350円。「激安」と言っていいお弁当だと思うんですが、この物価高の中で、低価格をどう維持しているのでしょうか?
■コメは2倍、鶏肉は2.8倍の値段に… 工夫でつなぐ激安弁当
出水麻衣キャスター:
東京・葛飾区のお惣菜店「まんぷくや」では、惣菜・約40種類、弁当・約10種類を販売しています。弁当は350円から販売していて、1日で50個〜80個売れる人気商品となっています。
ただこの価格を維持するのは大変だといいます。
「まんぷくや」が開業した5年前と比べると、様々なものが値上がりしているためです。
まんぷくや立石店によると、コメの値段は2倍に、鶏肉は2.8倍に、容器は1.3倍になっているということで、開業当初は280円だった「から揚げ弁当」も350円に値上げしています。
ただ、工夫もしています。惣菜と弁当の両方を作っているため、余った食材も活用しロスを減らすようにしているほか、他店と共同で大量に仕入れることで価格を抑えているそうです。
とはいえ工夫にも限界があるため、弁当店は苦境の時代に入っています。
倒産件数も、ここ数年は右肩上がりで増えていて、2025年は55件と過去最多を更新しました。(帝国データバンクより)
負債1000万円以上の店に限ったデータで55件ということで、個人店など小さい店も含めるとさらに増えるとみられています。
倒産が増えている背景としては、競合先の増加や人件費・エネルギー価格などの高騰があるといいます。
■ラーメン1杯「〇〇円」激安価格に込められた「日本経済への問題提起」
出水キャスター:
激安なのは「当たり前のこと」ではないわけですが、驚きの価格を維持し続けているラーメン店もあります。
東京・八王子の「100圓ラーメン」では、100杯限定で「醤油ラーメン」を一杯100円で提供しています。
店主が小さいころ、地域に100円ラーメンを提供する店があり、思い出の場所だったことから「文化を引き継いでいきたい」という思いで2023年に開業しました。
100円で提供するための工夫として、スープは出汁をとらず「うまみ調味料」を調合して作っているほか、自家製麺を使っているといいます。
ほかの製麺所で麺を買うと80グラム(1人前)が約50円ですが、自家製麺は約10円で、材料費全体を約60円におさえています。
さらに、店主の熱い思いに心を寄せる八王子の企業(6社)からの協賛金で何とか賄っているということでした。
「100圓ラーメン」の店主・青木崇浩さんは「令和の時代に100円でラーメンを出せる日本でいいのか。給料が増えていない、経済成長していないことの証明でもある」と話していて、100円ラーメンの提供は“日本経済の停滞”に対する強い問題提起の意味合いもあるそうです。
井上貴博キャスター:
「頑張ればラーメン1杯を100円で提供できてしまう日本ってどうなんだ」ということですよね。「頑張っても100円では提供できないのが普通の経済成長を続ける日本だよね、そうなっていない日本は大丈夫なのか」という問いかけをされていると考えると、このニュースの受け止め方も違う感覚になります。
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