【3月12日 AFP】国連安全保障理事会は11日、イランによる中東諸国への報復攻撃を非難し、即時停止を求める決議案を採択した。米国とイスラエルの対イラン攻撃には言及しておらず、イランの国連大使は国連安保理の「露骨な悪用だ」と反発した。
米英仏など13か国が賛成し、拒否権を持つ常任理事国の中国とロシアは棄権した。
決議案は、「イラン・イスラム共和国によるバーレーン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、ヨルダンへのあらゆる攻撃の即時停止を求める」としている。
また、「ホルムズ海峡の国際航行を封鎖、妨害、あるいはその他の方法で干渉しようとするイラン・イスラム共和国のあらゆる行動や脅威を非難する」としている。
イランは、前最高指導者アリ・ハメネイ師を殺害した米イスラエルによる攻撃に対する報復として、中東諸国を繰り返し攻撃している。
135か国が共同提案した決議案を提出したバーレーンのジャマル・ファレス・アルロワイエイ国連大使は安保理で、決議案の採択は世界経済における中東の重要な役割を反映していると主張。
「だからこそ、この地域の安全保障を確保することは、単なる地域問題にとどまらず、世界経済の安定とエネルギー安全保障と密接に関連する共通の国際的責任なのだ」と述べた。
中国とロシアは、決議案が米国とイスラエルのイランに対する敵意を認めていないことに憤りを表明し、棄権した。
イランのアミール・サイード・イラバニ国連大使は、決議案の採択は米国とイスラエルの「政治的思惑を追求するための安全保障理事会権限の露骨な悪用」だと述べた。
「はっきりさせておきたいが、この決議は、明白な侵略行為の主な被害者であるわが国に対する明らかに不当な仕打ちだ」と付け加えた。
一方、米国は、決議案の採択はイランの報復攻撃に対する広範な非難を反映していると主張。
米国のマイク・ウォルツ国連大使は「混乱をあおり、近隣諸国を人質に取り、地域の決意を揺るがそうとするイランの戦略は、きょうの投票が示すように、明らかに裏目に出ている」と述べた。(c)AFP
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