ブリスベン(CNN) オーストラリアで開催中の女子サッカーの国際大会「AFC女子アジアカップ」に出場していたイラン代表チームの選手5人が現地で亡命を申請し、人道ビザの発給を受けた件で、オーストラリアのバーク内相は11日、新たに2人のメンバーが人道ビザを取得したことを確認した。イラン代表の残りのメンバーは、10日の夜遅くにシドニーを出発していた。
これでビザが発給されたのは計7人(選手6人とチームのサポートメンバー1人)となった。7人は女子アジアカップ出場のためオーストラリアを訪れていたが、迫害への恐れから戦火に見舞われた祖国へ戻らない決断を下した。
1週間以上前の韓国との初戦前、選手たちは国歌斉唱中に沈黙を守ったため、母国の強硬派の注目を集めた。ある国営メディアの司会者は、彼女らを「戦時中の裏切り者」と呼んだ。
オーストラリアは大会前から亡命申請の可能性に備えており、保護対象となる可能性のある人物を確認するためのセキュリティーチェックを実施していた。バーク氏が明らかにした。イラン代表がオーストラリアに到着した後、米国とイスラエルがイランを攻撃。中東の広範囲が戦争地帯と化す紛争の勃発により、状況は大きく変化した。
バーク氏はイラン代表のほとんどのメンバーについて、当局者と個別に面談する機会を得たと述べた。面談時には警察が配備され、イラン側の監視員からメンバーを隔離した。ただし全員に面談の機会を提供したわけではない。
バーク氏によると、選手全員とサポートメンバーの大半が監視員の付かない状況で面談室に入り、選択肢を与えられたという。面談には内務省と通訳だけが同席した。「そのような状況で、我々は相手を急がせたり、圧力をかけたりすることのないよう心掛けた」(バーク氏)
一方、イランサッカー協会のメフディ・タージ会長は選手たちが「人質に取られた」と主張し、米国のトランプ大統領に直接言及した。トランプ氏は9日、オーストラリア政府に対し選手たちに亡命を認めるよう呼びかけ、この論争に介入していた。
国営メディアが共有した動画の中でタージ氏が明かしたところによると、トランプ氏はSNSに選手全員が亡命すべきだと投稿。もし選手のうち5人が残るなら、他の選手も残ると示唆した。それからオーストラリア政府を脅し、もし亡命を認めなければ米国に亡命させると述べたという。
イラン代表はアジアカップ・グループリーグで3戦全敗となり、大会からの敗退が決定していた。
Indonesian
English
Hindi
Thai
Vietnamese
Burmese
Spanish
Portuguese
Arabic
Russian
Chinese