こんにちは。千田あかりと大垣京佳です。今回は2人で、「ぱぴぷぺぽ」で今年度に取材した内容を振り返ります。
今年度は、昨年11月に開かれた東京デフリンピックに関わる取材が多かったです。選手だけではなく、手話通訳として選手を支える人も取材しました。さまざまな人の思いに触れて、私も一緒に大会を盛り上げたいと思いました。
千田 私は観戦するろう学校の子どもたちを取材しました。デフアスリートの活躍に、目を輝かせていた様子が印象的でした。
大垣 子どもたちの夢や希望にもなったかなと思います。
千田 全国の聞こえない子どもたちが観戦できたらもっと良かったです。でも、デフリンピックは新聞だけでなく、テレビでもよく取り上げられました。デフアスリートの取材は今後も続けたいです。
大垣 私は字幕についての取材も印象に残りました。映画などに付くバリアフリー字幕や、テレビの生放送に付ける字幕です。制作の裏側を知って「誰かが誰かのために作っている」という事実を実感しました。日常で何気なく目にしていたものが、少し違って見えるようになりました。
千田 ところで先日、母が手話通訳士の試験に合格したんです。
大垣 すごい! でも「手話通訳士」と「手話通訳者」の違いってなんですか?
千田 「手話通訳士」は厚生労働省が認定する公的資格で、例えば政見放送の通訳ができます。7、9月にあった試験では、全国で1113人が受験し、125人が合格、合格率は11.2%の難関でした。「手話通訳者」は都道府県が認める技術を持つ人です。
大垣 テレビのニュースや、気象庁の記者会見などで手話通訳をしている人は「通訳士」ですか?
千田 テレビに出ている人が「通訳士」とは限りません。でも、大事なニュースを伝えるので、より高い技術が求められます。手話通訳の人たちが勉強する場も取材してみたいですね。
大垣 私は最近、補聴器を新調しました。この補聴器はBluetoothという無線でスマートフォンにつなぐことができます。雑音が減って、クリアに、ダイレクトに音が聞こえる感じです。音の大きさも、スマートフォンから調節できます。来年度は補聴器についても紹介したいです。
千田 進化しているんですね。ほかはどうですか。
大垣 「盲ろう」という目が見えず耳が聞こえない人にも取材してみたいです。大学の先輩に盲ろうの人がいて、触手話でコミュニケーションしました。いつも通りの手話でしたが、その人は私の言いたいことを分かってくれ、すごいと思いました。
千田 「触手話」は、相手の手話を手で触って理解する方法ですね。
これからも「聞こえないこと」や聴覚障害について、もっと読者の皆さんに伝えていきたいと思います。
大垣 来年度も「ぱぴぷぺぽ」をよろしくお願いします。
◆今月の手話
握ったこぶしを、開きながら上げます
【監修】
立教大学日本手話講師・佐沢静枝さん
2020年に毎日新聞社に入社。生まれたときから耳が聞こえない。普段は手話や筆談、文字アプリで話す。
2020年に毎日新聞に入社。生まれたときから耳が聞こえない。家族は聞こえるが主に手話で話す。
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★郵便 〒100―8051(住所不要)
★メール maishou@mainichi.co.jp
「あなたらしく」では、さまざまな人を理解し尊重するとともに、自分自身も大切にできるような視点を伝えます。タイトルは、ダウン症のある鈴木俊太朗さんが描きました。
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