【3月1日 AFP】苦境に立たされている英国のキア・スターマー首相は28日、混迷を極める政権内からさらなる閣僚の辞任者が出たことで、新たな打撃を被った。
辞任したのは、政府の重要政策を担う内閣府の閣僚を務めていたジョシュ・サイモンズ下院議員。自身の存在が政府業務の「雑音」になっているとして辞意を表明した。
同議員をめぐっては、2022年から24年まで代表を務めていた労働党系のシンクタンクが、少なくとも2人の著名ジャーナリストの素行調査をPR会社に依頼していた疑いが浮上。数週間にわたり辞任を求める声が上がっていた。
スターマー氏への書簡の中で、サイモンズ氏は「数週間前まで」調査について関知していなかったと主張しており、また首相の倫理担当顧問も、閣僚規範への違反はなかったとの見解を示していた。
サイモンズ氏の辞任に先立ち、スターマー氏は、相次ぐ政策の撤回や失策を受けて党内からも辞任の要求を突き付けられていた。
この中には、少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告と長年の接点があったピーター・マンデルソン氏を、駐米大使に任命したことも含まれる。
マンデルソン氏とエプスタイン元被告の親交の深さについて新たな詳細が明らかになると、イギリス国内では猛烈な批判が巻き起こり、スターマー氏はわずか数か月で同氏を解任した。
労働党はナイジェル・ファラージ氏率いる右派「リフォームUK(イギリス改革党)」の後塵(こうじん)を拝しているほか、勢いを増す左派「緑の党」の脅威にもさらされている
26日のマンチェスターの補欠選挙では、緑の党がリフォームUKを破って当選。労働党は3位に沈んだ。
スターマー政権をめぐっては今月上旬、マンデルソン氏の不祥事を受けて影響力のあったモーガン・マクスウィーニー前首相首席補佐官が辞任。また昨年には、労働党の看板閣僚であったアンジェラ・レイナー副首相も別の問題で辞任している。(c)AFP
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