(CNN) 英国のスターマー首相は、トランプ米大統領がイランへの先制攻撃の際に必要になるとした英国の空軍基地の使用について、国際法に違反する可能性があるとして、米軍による使用要請を拒否した。複数の英メディアが政府当局者の話として報じた。
最初に報じた英紙タイムズによると、スターマー首相はイングランドのフェアフォード空軍基地と、インド洋にある英領ディエゴガルシア島について、イラン攻撃のための使用を認めなかった。
両基地は長年、米軍が本土から遠く離れた地域で作戦を行う際の重要な海外拠点として機能してきた。とりわけディエゴガルシア島は、米軍の重爆撃機にとって主要な飛行場となっている。
タイムズ紙によれば、英国は、米国に基地使用を認めることが「国際法違反となる」と懸念している。これは、国際法違反行為の状況を知りながら支援を行った場合、攻撃を行った国家と支援国家との間に区別を設けないためだ。
BBCやガーディアン、テレグラフも情報筋の話として、英国が基地へのアクセスを拒否したと伝えた。
英国防省は、運用上の問題に関するコメントを控えた。政府の報道官は「米国とイランの間では政治プロセスが進行中であり、英国はこれを支持している。イランが核兵器を開発することは決して許されない。我々の最優先事項は、この地域の安全保障だ」と述べた。
米国による作戦目的での英基地の使用要請はこれまでも個別に検討されてきた。長年の合意に基づき、安全保障上の理由から具体的な基準は公表されない。
昨年6月に実施されたB2爆撃機によるイランの核施設への一度限りの攻撃では、ディエゴガルシア島もフェアフォード基地も使用されなかった。その際、爆撃機は米ミズーリ州の本拠地から約37時間の往復飛行を行った。
ただ、専門家は、今後新たに米国がイランを攻撃する場合、数週間以上に及ぶより長期の作戦になる可能性があるとみている。
そのような作戦で、B2に加え、B1やB52などの爆撃機がイランから数千キロも近い基地を使用できれば、再武装や再給油のための所要時間を短縮し、より迅速に次の攻撃に移ることが可能になる。
米国はイランにより近い友好国の基地を利用できる可能性もあるが、そうした基地を使用すれば、貴重な重爆撃機部隊がイランの報復ミサイル攻撃の射程内に入る恐れもある。
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