ローマ(CNN) 定期的なごみ収集料金の支払いを免れようと、極端な手段に出る人々がいる。場合によっては、人類最良の友に一肌脱いでもらうこともあるようだ。
イタリアのシチリア島当局はこのほど、カターニア近郊の違法な投棄場にごみを運ぶ犬の映像を公開した。
カターニア市が19日に公開した動画には、抜け目のない当該の犬が大きなごみ袋を歯で運び、そっと路肩に置いていく様子が映っている。
「創意工夫を凝らしたからといって、節操のない振る舞いが許されるわけでは決してない」。市当局はフェイスブックへの投稿でそう強調した。
投稿によると、犬がごみ袋を路上に捨てる様子は、カターニア市警察の環境部が監視カメラで撮影したものだという。
「この行為は狡猾(こうかつ)であり、二重の意味で不公正だ。街にごみを捨てるだけでなく、何も知らない四つ足の友人を食い物にしてルールを回避しようとしているのだから。都市の品位と環境を尊重することは、すべての人の義務に他ならない」(カターニア市)
投稿によると、当局はこの件に関わった男の身元を特定。罰金を科した。
この事案はイタリア全土で深刻化している問題を浮き彫りにする。
特に南部の州や島嶼(とうしょ)部では状況が深刻で、ごみの収集率は57%にまで低下することもある。その場合、ごみ箱や大型ごみ容器にごみが数日にわたって放置されることになる。
当局によると、ごみ処理税の脱税率は首都ローマで最も高く、次いでナポリとなっている。収集率の非常に高い北部地域では脱税行為の割合も大幅に低いと、同国の財務警察(Guardia di Finanza)は述べている。
環境団体レガンビエンテによれば、不法投棄、焼却、埋め立てなど、廃棄物関連の犯罪が毎年約1万件記録されており、多くの自治体が違法行為を監視するために監視カメラを設置している。
不法投棄に対する罰金は1500ユーロ(約27万円)から1万8000ユーロの範囲で、場合によっては刑事訴追される。不法投棄は組織犯罪シンジケートと関連していることが多い。これらの組織は法執行機関からエコマフィアとして認識されている。
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