(CNN) オーストリア最高峰の山で交際相手の女性を凍死させたとして起訴された被告の裁判が、18日に始まる。この裁判は、登山者が同行者の安全に対して負う責任について重大な影響を及ぼす可能性がある。
地元メディアがトーマス・Pの名で取り上げる36歳の被告は、2025年1月19日未明、オーストリアのグロースグロックナー山で、共に登山していた33歳の交際相手の女性、ケルスティン・Gさんを置き去りにしたとして起訴されている。二人は山頂を目指す途中で困難に遭遇。被告は助けを求めようと一人でその場を離れていた。
被告は重過失致死罪で起訴されており、インスブルックの検察は、助けを求めるのが遅すぎたことや適切な装備を携行していなかったことなど、多くの過失を犯したと指摘している。検察は被告について、「山行の責任を負うガイド」だったと説明。交際相手とは異なり「既に高山登山の経験が非常に豊富で、登山の計画も自ら立てていた」と述べている。
被告は不正な行為について否定しており、交際相手の死は「悲劇的な事故」だと考えている。弁護士がそう述べた。弁護士によれば被告は「パートナーの死を深く悲しんで」おり、標高3798メートルの山における当時の状況を「絶望的」だったと話しているという。
あるツアー会社によれば、登山時に二人が使ったルートは国際山岳連盟(UIAA)の難易度判定で「かなり難しい」と評価されており、「非常に優れた体力」と「ある程度のロッククライミングの経験」が求められるという。
弁護士によると、二人は25年1月18日午前6時45分に出発し、午後1時30分に頂上手前の最終地点である「朝食スポット」に到着したという。
被告が検察宛てに出し、弁護士も共有する声明文の内容によれば、二人は頂上到達前に上記のスポットが「後戻りできない地点」であると認識しつつ、登り続けることで同意していたという。
しかしこの後、天候が悪化する。検察はケルスティン・Gさんが登山を続けられない状態になったため、被告は1月19日午前2時前後、ケルスティンさんを「無防備で疲労困憊(こんぱい)、低体温症」の状態で山頂から約50メートル下に置き去りにしたと述べている。ケルスティンさんはそこで凍死したという。
Indonesian
English
Hindi
Thai
Vietnamese
Burmese
Spanish
Portuguese
Arabic
Russian
Chinese