(CNN) 英イングランド・プレミアリーグに所属するマンチェスター・ユナイテッド(マンU)の共同オーナーで億万長者のジム・ラトクリフ氏が、各方面からの非難に直面している。本人が英国について、「移民によって植民地化された」と発言したことが原因だ。クラブのサポーターはラトクリフ氏の発言を危険で分断を招くものだと糾弾。首相は謝罪を要求している。
石油化学会社イネオスを創業し、英国屈指の富豪であるラトクリフ氏は、12日に声明を発表し、「言葉の選択」について謝罪したが、これは有力政治家やサッカーファンを巻き込んだ激しい非難の嵐を受けての対応だ。
11日のスカイニュースの番組でラトクリフ氏は、「(英国の)経済は良い状態ではないと思う」と発言。「900万人が生活保護を受け、大量の移民が流入している状況では、経済は成り立たない。つまり英国は植民地化されてしまった。コストがかかりすぎている。英国は移民によって植民地化されたのだ。そうではないか?」と続けた。
ラトクリフ氏は誤った人口統計に言及し、英国の人口は2020年の5800万人から現在7000万人に増加したと主張した。しかし英国家統計局(ONS)の推計によると、実際には20年の6700万人から6950万人への増加となっている。
ラトクリフ氏の発言は広範な批判を招き、英国のスターマー首相も同氏に謝罪を求めた。スターマー氏はラトクリフ氏の発言を「不快で間違っている」とし、「英国は誇り高く、寛容で、多様性に富んだ国だ」と述べた。
マンUは12日の声明で、「インクルーシブ(包摂的)で温かいクラブであることを誇りに思う」とし、クラブは「我々が代表する特権を持つすべてのコミュニティーの結束と強靭(きょうじん)さを反映する存在だ」と付け加えた。
PAメディア通信によると、イングランドサッカーの統括団体であるイングランドサッカー協会(FA)は、ラトクリフ氏の発言がサッカーの評判を落としたかどうかを調査する予定だ。
ラトクリフ氏は、自身の言葉遣いが人々を不快にさせたことを遺憾に思うとしつつ、「経済成長を支える、管理された適切な移民問題を提起することが重要だ」と強調した。
CNNはイネオスにコメントを求めて連絡を取った。
Indonesian
English
Hindi
Thai
Vietnamese
Burmese
Spanish
Portuguese
Arabic
Russian
Chinese