【2月13日 AFP】フランスの裁判所は11日、2020年に当時18歳の女性を集団レイプした罪で、3人の男に拘禁刑を言い渡した。女性が告訴する心の準備ができるまで、母親が証拠をプラスチックの袋に入れて1年間保管していたことが有罪判決につながった。
フランスでも性犯罪の被害に遭った後、警察に被害届を出す女性はごくわずかで、性犯罪事件の大半は裁判に至らない。
被害女性のミリーさんは2024年、日刊紙ルモンドに対し、フランス西部に住んでいたが、2020年3月にパリを中心とするイルドフランス地域圏を訪れていた際、友人たちにシャンピニーシュルマルヌ郊外の一室に置き去りにされたと語った。
ミリーさんは捜査官に対し、8人の男(ほとんどは目出し帽をかぶっていた)に殴られ、数人が笑いながら見物する中、残る数人にレイプされたと証言した。その後、首を殴られて意識を失ったという。
ミリーさんはレイプされたことを母親のサンドラさんに打ち明けたが、警察に話す心の準備ができていなかった。このためサンドラさんは、DNA鑑定に必要な生体試料が付着しているかもしれないと考え、ミリーさんのレギンスと下着をプラスチックの袋に入れて保管した。
サンドラさんはルモンド紙に対し、「汚れたミリーの服をプラスチックの袋に入れて廊下の戸棚に隠した」と語った。
さらに、ミリーさんの傷の写真を撮った上で、翌日にはミリーさんを医者に連れて行き、診断書を書いてもらったという。
ミリーさんは事件の1年後の2021年4月に告訴。捜査官はサンドラさんが保管していたミリーさんの服から4人の生体試料を特定することができた。
パリ郊外クレテイユの少年裁判所は11日夜、非公開審理の後、犯行当時15歳だった2人の男に拘禁10年の判決を言い渡したと発表した。
もう1人は共謀罪で拘禁6年の判決を受けた。他に3人が後日裁判にかけられる予定だ。
フランス政府の被害者調査によると、性的暴行、レイプ未遂、レイプの被害を受けた後、告訴する女性はわずか7%にすぎない。
昨年11月の政府報告書によると、性犯罪事件のうち10件中6件は被疑者を起訴するに足りる証拠が不十分だと判断される。被害者が未成年の場合、この割合は10件中7件に上昇する。(c)AFP
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