2026 Feb 12 , by:
CNN
(CNN) インドネシアは、国内各地の有料道路を戦闘機の緊急滑走路として活用する計画に着手した。広大な群島国家に事実上、複数の空母を配備するのと同等の効果を持たせる狙いがある。
インドネシア空軍参謀長のトニー・ハルジョノ氏は11日、将来的には国内38州のそれぞれに少なくとも1カ所、有料道路の一部を緊急滑走路として使用できる区間を設けたいとの考えを示した。具体的な時期は明らかにしていない。
同日行われたデモンストレーションでは、スマトラ島南部のランプン州にある有料道路で、インドネシア空軍のF16戦闘機と攻撃機スーパーツカノが着陸と離陸に成功した。
高速道路を軍用機の滑走路として使う構想は新しいものではない。米国やフィンランド、スウェーデンなどの軍が実施している。
米軍も中国との有事に備え、太平洋の島々に戦闘機を分散配備して攻撃対象になりにくくする取り組みを進めている。
インドネシアは南シナ海を巡り中国と紛争を抱えているが、今回の計画は特定の国を念頭に置いたものではないとみられている。
インドネシア空軍は声明で「状況に応じた代替滑走路として有料道路を活用することで、有料道路が公共交通インフラとしての本来の機能を損なうことなく、さまざまな潜在的脅威に直面する空軍の即応態勢を強化することが期待される」とした。
こうした取り組みは、広大な国土をカバーするうえで費用対効果の高い方法でもあると、専門家は指摘する。
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