(CNN) ロシア当局が同国で有数の人気を誇るSNSアプリ「テレグラム」へのアクセスを制限し始めた。政府は一般国民に対し、外国のプラットフォームではなく、厳しく管理された自国製アプリの利用を促し続けている。
政府は10日、テレグラムへのアクセス制限は「ロシア国民を保護」するためだとし、当局が「犯罪者およびテロリスト」によるものとみなすコンテンツをテレグラムが阻止することを拒否していると非難した。
ロシアの通信規制当局は声明で、「ロシア法違反がなくなるまで」テレグラムの運用を制限すると述べた。
ロシア国営タス通信は、テレグラムが禁止コンテンツの削除を拒否し、自主規制を怠ったとして6400万ルーブル(約1億2700万円)の罰金を科されたと報じた。
テレグラムに対する措置が10日に発効すると、ロシア各地のユーザーから広範囲にわたる混乱が報告され、数千人がアプリが動かない、いつもより動作が遅いと訴えた。デジタルサービス追跡サイト「ダウンディテクター」は、過去24時間で1万1000件超の苦情が寄せられたと報告している。
テレグラムはロシアで格好の検閲の標的となっている。同アプリは国内で、軍人、高官をはじめ、国営メディアのほか、クレムリン(ロシア大統領府)や規制当局などの政府機関の職員を含む数百万人が利用している。
テレグラム創設者でロシア出身のパベル・ドゥロフ氏は10日の声明で、ロシアによるテレグラムの規制は失敗するとの見方を示し、「テレグラムは、いかなる圧力があろうとも言論の自由とプライバシーを擁護する」と宣言した。
「ロシアは、監視と政治的検閲のために作られた国営アプリに強制的に切り替えさせようと国民のテレグラムへのアクセスを制限している」とドゥロフ氏は書いている。「8年前にイランも同じ戦略を試みたが失敗に終わった」
ロシア政府は国内で販売される新型スマホとタブレット全台に「マックス」という国営アプリのプリインストールを義務付けている。マックスではメッセージのやり取り、送金、音声・ビデオ通話ができる。
奇妙なことに、同アプリはSNS大手フコンタクテ(VK)によって開発された。ドゥロフ氏はVKの共同設立者だったが、クレムリンがVKにウクライナユーザーのデータを引き渡すよう要請したと述べた後、2014年に株式を売却してロシアを離れた。VKは現在、国営となっている。
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