【2月10日 AFP】独ベルリンに拠点を置く国際NGO「トランスペアレンシー・インターナショナル(TI)」が10日、各国の腐敗の度合いを数値で示す報告書「腐敗認識指数」を発表し、世界の民主主義国での腐敗が悪化していると警告した。米国は2025年の腐敗指数で過去最低のスコアに落ち込んだ。
報告書では、ドナルド・トランプ氏が米大統領に復帰して以降、大学から米連邦準備制度理事会(FRB)に至るまで、さまざまな機関への圧力が強まっていると指摘された。
また、利下げ圧力に抵抗したジェローム・パウエルFRB議長が司法省の調査対象となっていることについては「独立した声を標的にし、司法の独立性を弱体化させる行動だ」として懸念が示された。
トランプ政権による海外援助の削減も「世界的な反腐敗の取り組みを弱体化させている」と指摘された。
「腐敗認識指数」は、専門家やビジネス幹部の評価を反映したデータに基づき、0~100ポイントのスコアで評価される。データソースにはこれまで、世界経済フォーラムやエコノミスト・インテリジェンス・ユニットが含まれていた。
今年の報告書によると、世界平均は42ポイントで過去10年以上で最低の水準となり、180か国中122か国が50未満を記録した。「政治的環境が10年以上にわたって悪化している」と指摘された米国は64ポイントで、過去最低のスコアだった。
米国の状況は、腐敗対策の「実効性」が低下している民主主義国での傾向を示すものとされ、英国やフランスでも同様の傾向がみられるという。
これらの国は依然としてランキング上位には位置しているが、「独立したチェック体制の弱体化、法制度の欠陥、不十分な執行」により「腐敗リスクが増大している」とされた。
「いくつかの国では、政治的分極化や意思決定への民間資金の影響力の増大など、民主主義に対する『緊張』も経験している」と報告書には記された。
欧州連合(EU)では、ブルガリアとハンガリーが40ポイントで最も低いスコアだった。1位は、8年連続でデンマーク。89ポイントだった。(c)AFP/Jastinder KHERA
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