(CNN) トランプ米大統領は、米プロフットボールNFLの王者を決める第60回スーパーボウルのハーフタイムショーでのバッド・バニーのパフォーマンスについて「史上最悪の一つだ」と批判した。
トランプ氏はスーパーボウルには出席せず、フロリダ州での観戦パーティーに参加。プエルトリコ出身のラッパー、バッド・バニーのハーフタイムショーについて「顔への平手打ち」と非難したほか、バッド・バニーが「何を言っているのか、誰にも分からない」と述べた。
トランプ氏はSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「スーパーボウルのハーフタイムショーはこれまでで最悪の、本当にひどいものだった。意味不明で、米国の偉大さを侮辱するものであり、成功、創造性、卓越性という我々の基準を全く表していない」と述べた。「この『ショー』は、日々新たな基準と記録を打ち立てている我が国に対する『顔への平手打ち』だ」とも主張した。
バッド・バニーは8日夜、代表曲の数々を披露し、力強いイメージや、スペイン語の楽曲や象徴をちりばめた演劇的な演出で観客を沸かせた。ハーフタイムショーには、レディー・ガガやリッキー・マーティンなどの大物スターも登場した。
パフォーマンスの中で、バッド・バニーは愛国歌「ゴッド・ブレス・アメリカ」の意味を広げ、チリからカナダまで、南北米大陸すべての国々を含める団結のメッセージを発信した。
「チリであろうとアルゼンチンであろうと、アメリカに神の祝福あれ」。バッド・バニーはそう語りながら、北米と南米の20以上の国名を次々と挙げた。また、フットボールには「ともに、我々はアメリカだ」とのメッセージが記された。
トランプ氏は言語と振り付けの両方を批判した。「この男が言っていることは誰も理解できない」とSNSに投稿し、ダンスについても、特に全米や世界中で見ている幼い子どもたちにとって「不快」だとした。
トランプ氏の反応は驚くには当たらない。これまでもバッド・バニーをハーフタイムショーに起用したこと自体を「ひどい選択だ」と述べていた。
世界で最も多く再生されているアーティストのひとりであるバッド・バニーは、「Debí Tirar Más Fotos(I Should Have Taken More Photos)」でグラミー賞の年間最優秀アルバム賞に輝いた。スペイン語アルバムが同部門を受賞したのは初めてだった。
トランプ政権による全米規模の厳しい移民取り締まりのなか、バッド・バニーはグラミー賞の授賞式で、米移民税関捜査局(ICE)の最近の対応に抗議する政治的メッセージも発信していた。
出演が発表されて以降、バッド・バニーのハーフタイムショーを巡っては論争が続いていた。保守派の間では、スポーツ界最大の舞台への登場に反対の声が上がり、保守系団体「ターニング・ポイントUSA」は、トランプ政権と近いアーティストであるキッド・ロックらを招いた対抗イベントを実施した。
バッド・バニーのハーフタイムショーは、カリフォルニア州サンタクララのファンから、プエルトリコや全米各地でパーティーを観戦していたファンまで、多くの人々を喜ばせた。SNSでは、披露された芸術性やカメオ出演した数々のスターたちが話題となった。
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