(CNN) 米プロフットボールNFLの年間王者を決める「スーパーボウル」は通常のアメリカンフットボールの試合ではない。チケット価格も、それを如実に反映している。
供給が限られる一方で需要は極めて旺盛なため、スーパーボウルはぜいたく品に近い性質を持つ。こうした状況を支える力学が、近い将来に変わる可能性は低そうだ。
カリフォルニア州サンタクララのリーバイス・スタジアムで開催される今年のスーパーボウルも例外ではない。6日午後の時点で、二次流通サイトの「ティックピック」に出品されていた最安値の座席は3800ドル超(約60万円)、平均価格は6200ドル以上だった。
スーパーボウルは今や究極の「排他性」を誇る舞台となっており、その状況は今後も続くとみられる。1967年の第1回スーパーボウルでは、チケット2枚の価格は現在の価値に換算して約118.20ドル、車のガソリンタンクを数回満タンにできる程度だった。それが今では中古のSUV(スポーツ用多目的車)と同程度の水準となった。
一般のファンにとって、スーパーボウルの観戦は一生に一度あるかないかの機会だ。試合そのもの以上にその体験が重視される。
「多くの人にとって、どのチームが出場するかは重要ではない。スーパーボウルはスポーツの枠を超えた文化的現象だからだ」。ホーリークロス大のスポーツ経済学者、ビクター・マセソン氏はこう語る。
スタジアムの収容人数は限界に近づきつつあり、まず調整されるのが価格だという。
「NFLがスーパーボウルで販売できる実際の座席数は、基本的に変わっていない。そのため価格に強い圧力がかかる。スタジアムはこれ以上大きくできない」とマセソン氏は言う。
チケットが入手困難なのは需要が突出しているからだけではない。配分方法にも理由がある。NFLは、スーパーボウルの全チケットの行き先を管理する法的権限を持つ。14年の第48回大会では、一般販売に回る前に全体の99%がすでに割り当てられていた。
内訳は、出場する2チームに計35%、開催地のチームに5%。残る29チームに合計35%が配分された。残りの25%は企業や放送局、メディア、スポンサーなど、NFL関係者に回された。
選手やチームスタッフが優先的に購入でき、その後、スポンサーへの提供分が続く。残った分が、ようやく一般に流通する仕組みだ。
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