(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の有人月探査計画「アルテミス2」が早ければ今月8日に打ち上げられる。50年以上の空白を経て、月への有人宇宙飛行が再び注目を集めている。
宇宙で繰り広げられるドラマへの期待が高まるこの時期に、元宇宙飛行士11人に地球を離れるスリルを描いたお気に入りの宇宙映画を聞いた。
リドリー・スコット監督の同作は、ユーモアと危険が交錯する作品だ。主演のマット・デイモンは、火星に取り残された宇宙飛行士を演じる。植物学と機械工学の知識を駆使し、NASAと仲間の宇宙飛行士たちの知恵と勇気を頼りに生き延びようとするストーリーだ。
2007年に国際宇宙ステーション(ISS)で5カ月を過ごしたクレイトン・アンダーソン氏にとって、本作で描かれるチームワークは心に響くものだった。「NASAの人々が時に大きな個人的犠牲を払いながら協力して任務を成し遂げる献身ぶりが描かれている」
宇宙に約300日滞在し、地球外で初めてDNA配列解析を行ったケイト・ルービンズ氏は、この作品の科学的リアリティーを称賛。「手元にあるもので必要なものを作り出すために、生物学や化学をどのように使いうるかが非常によく描かれている」
創意工夫とチームワークの精神は、月探査ミッションで事故に見舞われたアポロ13号の実話をもとにした同作でも核をなしている。エド・ハリス、ビル・パクストンらが出演し、トム・ハンクスが船長ジム・ラベルを演じた。
4人の元宇宙飛行士が、作品のリアリティー、感情的なインパクト、NASAのプロフェッショナルな連携への賛辞を寄せた。
スペースシャトルで2度のミッションを遂行し、ISSに100日あまり滞在したニコール・ストット氏は、同作がNASAのエンジニアとしてのキャリアの初期に学んだ教訓を体現していると語った。「物事を実現するには、あらゆることに『なぜできないのか』ではなく、『どうすればできるのか』というアプローチを取らなければならない」
作品の細部へのこだわりは、複数のスペースシャトルミッションを遂行し、ハッブル宇宙望遠鏡の整備のために船外活動を行ったマイク・マッシミーノ氏に深い感銘を与えた。同氏はこの映画について、「ミッション・コントロールに従事する献身的な人々に、十分に値する敬意を払っている」と称賛した。
宇宙飛行がどれほど危険かを正確に捉えているとの指摘もある。13年にISSを指揮したクリス・ハドフィールド氏は、「ロン・ハワード監督は、損傷したアポロ宇宙船とミッション・コントロールとの実際のやり取りを採り入れ、可能な限り現実に近づけた。宇宙飛行において生死を分ける緊急事態を強烈に描いている」と語った。
ハッブル宇宙望遠鏡最後の2回の任務を指揮したスコット・アルトマン氏も、「極めて困難な状況下で、クルーとミッション・コントロールが実際に感じた緊張を見事に反映している」とたたえる。
元宇宙飛行士のドッティ・メトカーフリンデンバーガー氏は、「見るたびに固唾(かたず)をのんでしまう」と語った。
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