アメリカの第2次トランプ政権発足から20日で1年となります。この1年でアメリカ、そして世界が様変わりしました。
「アメリカファースト」をうたうトランプ政権ですが、国内では経済的な格差がさらに広がり、「働けど働けど生活が成り立たない」といった悲痛な声もあがっています。
■4人家族のギョーザ 材料代に「5529円」
井上貴博キャスター:
日本でも格差は指摘されていますが、アメリカでは、日本と比にならないほどの格差が生まれています。アメリカで物価はどのくらい上がっているのでしょうか。
JNNワシントン支局 大橋純 記者:
今回、ワシントンで4人家族分のギョーザを作るために、冷凍の皮やニラ代わりのパクチー、豚ひき肉、キャベツ、ニンニクなど、一般的な材料を一通り揃えてみたところ「5529円」かかりました。
特に、キャベツは1玉7.24ドル(=1137円)と衝撃的な価格で、「芯まで使い切らないと…」という感じです。
【ワシントンでギョーザ作ると…】(1ドル=157円で計算)
●ギョーザの皮:3.75ドル(589円)
●豚ひき肉(450g):7.99ドル(1254円)
●キャベツ:7.24ドル(1137円)
●パクチー:2.25ドル(353円)※アメリカではニラが手に入りにくい
●ニンニク:0.91ドル(143円)
●ショウガ:2.59ドル(407円)
●しょうゆ:4.29ドル(674円)
●ごま油:6.19ドル(972円)
アメリカでは給料も上がっているといわれていますが、格差も大きく、多くの人にとっては物価上昇ほどではないというのが実態だといいます。
■需要に供給が追いつかない アメリカの物価高
井上キャスター:
アメリカと日本の物価高には、どのような差があるのでしょうか。
アメリカの物価高が続いている背景には、需要に対して供給が追いついていないということがあるということです。
人手不足で賃金・人件費が上昇、ウクライナ侵攻などでエネルギー価格が上昇、さらに、トランプ関税で牛肉やコーヒーなどの価格も上がっています。
日本の物価高は、円安の影響が大きいといわれている一方、アメリカは、「需要」が高く、「人件費」も上昇。さらに、「インフレ期待」が定着していることで物価が上がってるということです。
しかし、給料以上に物の価格が上がっているため、ちぐはぐな状況が続いています。
■不支持61%…トランプ大統領は“国民を気にかけていない”?
井上キャスター:
今後のアメリカ経済についてはどのように見ていますか。
JNNワシントン支局 大橋記者:
アメリカ国民は、かなり厳しい目で見ているようです。
アメリカのCNNテレビが16日に公表した世論調査によると、トランプ大統領の支持率は39%で、不支持が61%でした。さらに、トランプ政権の最初の1年について、58%の人が「失敗だった」と考えているということです。
さらに、トランプ大統領が「自分たちのような人のことを気にかけている」と答えた人は33%にとどまり、逆に66%の人たちは「自分たちのことを気にかけていない」と考えているようです。
トランプ大統領は年が明けてから、ベネズエラやグリーンランドなど外交問題に積極的に取り組んでいますが、果たしてそれがアメリカ国民の本当に望むテーマなのか。日々の生活に苦労している人たちにとって、どのように感じられるのか。そのあたりが、トランプ大統領の今後の評価の分かれ道なのではないでしょうか。
井上キャスター:
トランプ大統領は、岩盤支持層がついているので、11月の中間選挙に向けてバラマキをするのではないかともいわれています。
歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
トランプ大統領の支持率からは、これまで支持していた人が離脱していっている傾向もみられます。やはり生活に直面することは、強固な支持基盤を持っていても侵食しうるのではないでしょうか。
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<プロフィール>
大橋純
JNNワシントン支局 アメリカ「節約生活」3年目
ポッドキャスト番組「週刊ワシントン」配信中コメント
今村翔吾さん
「塞王の盾」で第166回直木賞 受賞
デビュー作「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」アニメ放送中
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