(CNN) オーストラリア・シドニーの海岸で、サメにかまれた12歳の少年を友人たちが水中から引き揚げて救出した。当局は、この少年は病院に搬送されたが、今も「生死の境をさまよっている」と明らかにした。
ニューサウスウェールズ州警察海上管区司令官のジョセフ・マクナルティ警視は19日の記者会見で、「警察が現場に駆けつけたときは、恐ろしい光景だった」と語った。
マクナルティ氏によれば、オオメジロザメのようなサメが、少年の下半身を襲ったとみられる。
マクナルティ氏は、少年を水中から岩場へ引き揚げた友人たちの行動を「勇敢そのものだ」とたたえた。「少年たちにとって、非常に衝撃的なけがだっただろうが、それが仲間意識というものだろう」
意識を失っていた少年に対し、救急隊は激しい出血を止めるため両脚に止血帯を巻き、警察のボートで搬送した。警察官は岸に向かう途中で心肺蘇生を行い、待機していた救急車に引き継いだ。
この少年は現在、小児病院に入院し、重体となっている。
マクナルティ氏によると、少年らは週末に降った大雨で汽水の状態となった水域で、高さ約6メートルの岩場から飛び込んで遊んでいた。汽水は海水と淡水が混じった水で、岸近くに餌を求めるサメを引き寄せることがあるという。
マクナルティ氏によれば、汽水と淡水、水しぶきの組み合わせが、サメの襲撃を最も引き起こしやすい状況を作り出してしまった可能性がある。
ニューサウスウェールズ州の救急当局によれば、少年は到着した時点で、すでに蘇生が必要な状態だった。現在も危険な状態が続いているという。
オーストラリアでは、サメによるかみつき事故は年間およそ20件あり、そのうち2〜3件が死亡事故とされる。
昨年11月には、オーストラリア東部のクラウディベイでスイス人観光客2人がサメにかまれ、20代の女性が死亡した。
ただ、シドニー周辺でのサメ被害は極めてまれで、過去60年間の死亡例は3件にとどまる。
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