北京(CNN) カナダのカーニー首相は16日、訪問先の北京で、中国の習近平(シーチンピン)国家主席と会談し、中国との新たな「戦略的パートナーシップ」を打ち出した。カナダは、トランプ米大統領との関係悪化という歴史的な摩擦を背景に、中国との関係を立て直す動きに踏み出した。
カナダ政府は会談後の声明で、中国製の電気自動車(EV)への関税を緩和する一方、中国側は年内にカナダ産キャノーラ種子に対する関税障壁を大幅に引き下げる見通しだと明らかにした。こうした動きは長年続いてきた貿易摩擦を緩和するための大きな一歩となる。
今回のカーニー氏の中国訪問はカナダ首相としては2017年以来。18年にカナダが米国の要請を受けて中国通信機器大手ファーウェイの幹部を拘束したことをきっかけに、両国関係が悪化していた。その直後、中国はカナダ人2人を拘束していた。
今回の訪問でカナダの新たな目標が鮮明になった。トランプ氏が関税措置や政治的圧力を強めるほか、カナダを「米国の51番目の州にする」と公言するなど緊張が高まった1年を経て、カナダ経済を第2の貿易相手国である中国により近づけることだ。
カーニー氏は、新たな戦略的パートナーシップについて、緊張した国際システムの改善に寄与する可能性があると述べた。カーニー氏は、これまでの両国関係の最良の部分を基盤として、新たな世界情勢に適応した新たな関係を共に築くことができると述べ、農業やエネルギーといった「歴史的な成果」を挙げられる分野に両国が注力していくと語った。
カーニー氏はまた、パートナーシップの深化は「近年大きな圧力にさらされてきた」多国間システムの「改善に寄与」するだろうと言い添えた。
こうした表現は、カナダなどが国際社会における中国の活動や自国の民主主義への干渉について懸念を表明した近年の言説とは大きく異なる。
米国と同盟国の間にくさびを打ち込み、自らが不公平とみなす国際秩序の再構築を目指してきた中国にとって歓迎すべき動きと受け止められそうだ。
習氏はカーニー氏に対する発言の中で、両国は「中国とカナダの間の新たなタイプの戦略的パートナーシップの構築を推進する」と述べた。
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