(CNN) イラン各地で政府に対する抗議デモが広がっている。米国を拠点とする人権団体によると、デモが始まってからの約2週間で、少なくとも78人のデモ参加者が死亡した。深刻な経済状況が引き金となった抗議行動は全国180以上の都市に広がっている。
イランの人権活動家が設立した通信社HRANAによれば、デモをめぐり2600人が拘束された。
当局が実施しているインターネットの遮断は続いているが、首都テヘランに住む住民はCNNに、抗議行動を抑え込むことには失敗していると語った。
デモ参加者のなかには、病院で、遺体が折り重なるように積み上げられていた光景を目にしたと証言する人もいる。医師の1人はCNNに対し、当局の弾圧の中で病院は「極度に混乱」しており、患者は身元を特定されることを恐れていると語った。
米国のトランプ大統領はイランの反体制デモに立ち上がった人々への連帯のメッセージを投稿し、イランの人々を支援する用意があると述べたが、具体的な支援の内容には触れなかった。トランプ氏は今回の投稿に先立ち、治安部隊が抗議者に暴力的に対応した場合、イランを攻撃すると警告していた。ルビオ国務長官も、イランの人々を支持すると表明している。
これに対し、イランの最高指導者ハメネイ師は、抗議行動をあおったのは米国だと非難した。
今回の抗議デモは、イランの政権にとって、ここ数年で最大の試練となっている。
HRANAは、全国規模のインターネット遮断のため正確な死者数を把握できないとしており、実際の犠牲者はさらに多い可能性がある。
一方、各地で政権支持の集会も開かれたが、規模は不明だ。
目撃者らは、イラン治安部隊が「軍用小銃」で数十人を殺害するのを見たと証言している。この中には5歳の子どもも含まれていたという。
監視団体ネットブロックスによると、イランでは48時間以上にわたりインターネットが使えない状態が続いている。テヘランの住民の1人は、こうした状況がかえって人々を街頭に駆り立てていると話した。
イラン警察は、財産が損壊されたとの報告が出ているとして、市民に対し10代の若者に注意を払うよう呼びかけた。検事総長は、器物損壊に関与した抗議者に対する法的手続きは「容赦なく」進めると述べた。
英ロンドンにあるイラン大使館前では、抗議集会に参加していた人物がイラン国旗を引き下ろし、革命前の国旗を掲げる様子が目撃された。
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