ドイツでは、毎年クリスマス前になると、街のあちこちがキラキラ光るイルミネーションでいっぱいになります。ところが今年はいつもより「暗い」クリスマスになりそうです。
お金が足りない町が増えて、ライトを買ったり、つけたりするのが難しくなったためです。
東部ドレスデンの通りでは、毎年木にライトをたくさんつけていました。でも今年は、木を切って形を整えるお金がなく、木が大きくなりすぎてライトがつけられませんでした。
南部シュツットガルトでは、ライトで大きな馬や象をかたどった「光る彫刻」をやめることになりました。
町のお金が足りなくなってきたのには、いくつかの理由があります。
まず、町に入ってくるお金が前より少なくなりました。町は、お店や会社が払う税金などで運営されています。しかし最近、物が売れにくくなり、お店ももうけにくくなったため、町に入ってくる税金も減りました。
次に、いろいろな物の値段が上がっていることです。生活に必要な物の多くが高くなる「物価高」という状態が続いています。電気やガスなどのエネルギーは、世界で起きている戦争や気候変動の影響でとても高くなりました。物をつくったり運んだりするには電気やガソリンが必要なので、エネルギーの値段が上がると、他の物の値段も一緒に上がってしまいます。そのため、町が同じ仕事をするために必要なお金も増えてしまうのです。
さらに、昔つくられた道路や建物が古くなり、直すのにたくさんのお金がかかるようになってきています。古くなったままだと危険なので直さなければなりませんが、費用がとても大きく、町のお金を圧迫しています。
それでも、クリスマスの雰囲気を守ろうと、町ごとにいろいろな工夫が行われています。住民が寄付を集めたり、点灯する時間を短くして電気を節約したり。人々の「楽しみたい」という気持ちが、冬の街にそっと温かさを広げています。
特派員として来たドイツ・ベルリンに今も暮らしています。周りの目を気にせず、誰もが自由に生きているところが好きです。気になったことは、とりあえず聞いてみるようにしています。
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