【12月21日 AFP】米国のクリスティ・ノーム国土安全保障長官は20日、ベネズエラ沖で石油タンカーを「拿捕（だほ）」したと発表した。
米軍がこの地域でタンカーを拿捕したのはこの2週間で2度目。また、ドナルド・トランプ米大統領は、ベネズエラに出入りする「制裁対象の石油タンカー」の封鎖を数日前に発表したばかりだった。
ノーム氏はX（旧ツイッター）で「12月20日未明、米沿岸警備隊は国防総省の支援を受け、最後にベネズエラに寄港した石油タンカーを拿捕した」と述べた。投稿には、海上の大型タンカーの甲板すれすれにヘリコプターがホバリングする様子を捉えた、約8分間の空撮映像が添えられていた。
ノーム氏は「米国は、地域の麻薬テロ資金に使われる、制裁対象の石油の不正輸送を追及し続ける。われわれは必ず見つけ出し、止める」と続けた。
米紙ニューヨーク・タイムズは匿名の米政府高官とベネズエラの業界関係者2人の話として、この石油タンカーはパナマ船籍で、ベネズエラ産石油を積載して同国を出港したばかりだったと伝えている。(c)AFP
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