(CNN) 悲しみに包まれた人々が17日、豪シドニーに集まった。同市ボンダイビーチで発生した銃撃事件の犠牲者15人のうち、一部の人々の葬儀が始まっている。犠牲者の数は国内で起きた銃乱射事件としては過去30年近くで最悪の規模となった。
地元のユダヤ人コミュニティーの施設の外では、14日の銃撃で殺害されたユダヤ教のラビ(宗教指導者)の葬儀に先立ち、大勢の人々が哀悼の意を表した。銃撃は8夜にわたって行われるユダヤ教の光の祭り「ハヌカ」の最初の晩を狙って起こされていた。
金色のダビデの星をあしらった黒いベロアに包まれたラビの棺(ひつぎ)が施設内に運び込まれると、遺族は涙を流した。
41歳のこのラビは、ボンダイビーチでのハヌカのイベントの企画に携わっていた。5人の子どもの父親で、末の息子は生後2カ月。
葬儀に先立ち、オーストラリアのアルバニージー首相は記者団に対し、当該のラビについて「家族だけでなく、地域社会からも深く愛されていたことは明らか」「愛する人との別れを経験する遺族の方々に、すべてのオーストラリア国民の思いと心は寄り添っていると思う」と述べた。
オーストラリア当局は、襲撃の容疑者の父子2人は「過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)の思想」に駆り立てられたと述べている。同国の対テロ当局は2人が先月、イスラム過激派で知られるフィリピン南部で軍隊式の訓練を受けたとみている。国営放送のABCが16日に報じた。
ニューサウスウェールズ州保健局は17日に情報を更新。銃撃事件で負傷した21人が現在も入院しており、うち1人は重体、4人は重傷を負いながらも容態は安定していると述べた。
負傷者の中には、試用期間中のジャック・ヒバート巡査も含まれている。家族が発表した声明によると、22歳のヒバート巡査は事件で頭部と肩に銃弾を受け、片方の目が見えなくなったという。
「奇跡的に一命を取り留めたものの、ジャックは片方の目が見えなくなった。回復までの道のりは長く困難だ。追加の手術も必要になる」と家族は述べた。
ヒバート巡査は警察官になってわずか4カ月だが、「勇気と本能、そして無私の精神で事件に対応した。負傷しながらも他者を守り、体が動かなくなるまで助け続けた」と声明は述べている。
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