(CNN) 米大リーグ(MLB)の2025年シーズン最優秀選手賞(MVP)が発表され、ナショナル・リーグはドジャースの大谷翔平(31)、アメリカン・リーグはヤンキースのアーロン・ジャッジ(33)が選ばれた。大谷は3年連続4度目、ジャッジは2年連続3度目の受賞となった。
ドジャースの二刀流のスーパースター、大谷がふたたび栄誉を手にし、世代を代表する逸材としての評価をいっそう確かなものにした。
大谷はMLBネットワークで名前が読み上げられた際、妻の真美子さんと愛犬デコピンの隣に座っており、発表後には愛犬に軽くキスをして喜びを表した。
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大谷はMLB史上初めて両リーグで2度ずつMVPを獲得した選手となった。5度のオールスター出場を誇る大谷は、ロサンゼルス・エンゼルス時代の21年と23年にア・リーグMVPに選ばれている。
今季も大谷はドジャースを2年連続のワールドシリーズ制覇へ導き、「史上最高」の才能とみなされている理由を改めて証明した。
大谷は、55本塁打、102打点、打率2割8分2厘を記録。ポストシーズンでも1試合で3本塁打を放つなど活躍し、チームの世界一に貢献した。投手としては、6月に約2年ぶりにマウンドへ復帰。14試合に先発して、1勝1敗、防御率2.87、62奪三振をマークした。
今回の2年連続MVPは、昨季の歴史的なシーズンに続くものだ。大谷は昨季、MLB史上初めて、50本塁打と50盗塁を1シーズンで達成していた。
大谷は、ニューヨーク・メッツのフアン・ソト、フィラデルフィア・フィリーズのカイル・シュワバーを抑え、全30票を獲得して満票でMVPを受賞した。
大谷はMLB公式番組で、ワールドシリーズで勝ったのが一番、素晴らしい出来事だったと振り返った。締めくくりとしてMVPに選ばれたのはうれしいとしつつ、チームメートやスタッフ、サポートしてくれた人への謝意を示した。
MLB史上4度のMVP獲得は大谷とバリー・ボンズだけだ。通算本塁打記録保持者のボンズはMVPを7度受賞している。
ジャッジはヤンキースの強打者として価値を示し、53本塁打、打率3割3分1厘を記録した。ジャッジは50本塁打以上を放ち首位打者を獲得した史上3人目の選手となり、ミッキー・マントル、ジミー・フォックスに続いた。
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ジャッジは「シーズン中はあまり考えないようにしている。162試合の間、ひたすら集中している。今日の試合でチームが勝つためにできることをただやる。できることをやり、全力を尽くす。そして翌朝目を覚まして、また同じことを繰り返す」と語った。
ジャッジは、シアトル・マリナーズのカル・ローリー、クリーブランド・ガーディアンズのホセ・ラミレスを抑えて受賞。ジャッジは1位票を17票獲得。ローリーは1位票を13票獲得した。
7度のオールスター選出を誇るジャッジはローリーとラミレスの素晴らしいシーズンをたたえ、2人と対戦するのはいつも楽しいと語った。
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