(CNN) イスラエル軍は現地時間1日夜、パレスチナ自治区ガザ地区に向かう複数の船を拿捕(だほ)して臨検を行った。船団の主催者が明らかにした。主催者は「ひるまずに活動を継続する」としている。
グローバル・スムード船団(GSF)は声明で、「アルマやシリウス、アダラをはじめとする複数の船舶が、公海上でイスラエル占領軍によって違法に拿捕され、臨検を受けた」と明らかにした。
GSFは地中海各地の港から出航する船を使ってガザへの支援物資搬入を試みている団体。
GSFは「拿捕が確認された船に加え、他の複数の船との中継や通信も途絶している。全ての参加者や乗員の安否確認に懸命に取り組んでいる」と説明した。
「数隻の船が拿捕されたものの、GSMの船団はガザ沿岸から130キロ離れた位置にいる。ひるまずに活動を継続する」とも言い添えた。
GSFはテレグラムへの投稿で、イスラエル軍が一部の船に「強硬な攻撃」を仕掛けており、1隻は「意図的に海上で衝突され」、他の2隻は「放水砲で狙われた」と説明。船舶「ユララ」が放水砲で攻撃を受ける様子とされる動画を投稿した。乗船者にけがはないという。CNNは独自に映像を確認はできておらず、イスラエル軍にコメントを求めている。
イスラエル外務省は、複数の船舶が「安全に停止された」と述べ、乗船者は「イスラエルの港に移送中」だと確認した。
外務省はXへの投稿で、「グレタさんと友人は無事で健康な状態だ」とも述べた。合わせて投稿された動画には、スウェーデンの活動家グレタ・トゥンベリさんが軍人に囲まれて床に座る姿が映っている。
イスラエルのダノン国連大使は、「イスラエル領に不法侵入を試みた者は、ユダヤ教の祭日であるヨム・キプール(贖罪の日)の後に即時送還される」と説明。「戦闘地域へ接近するPRパフォーマンスで我々の主権を侵害することは許さない」とXに投稿した。
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