2025 Sep 18 , by:
CNN

(CNN) 海が見たいというパレスチナ人少年の夢を描いた映画が、「イスラエルのアカデミー賞」と呼ばれるオフィール賞を受賞した。これを受けてイスラエル文化省は17日、同国の映画テレビアカデミーと授賞式への資金拠出を打ち切ると発表した。
イスラエルの映画テレビアカデミーは16日、テルアビブでオフィール賞の授賞式を行い、シャイ・カルメリ・ポラック監督の「ザ・シー」に最優秀作品賞を授与した。
ザ・シーは、イスラエルに占領されたパレスチナ自治区ヨルダン川西岸のラマラにある自宅から、沿岸部の都市テルアビブを目指すパレスチナ人少年の旅を追う物語。米国のアカデミー賞では国際長編映画部門でイスラエルを代表する作品となる。
同作品は主演のムハンマド・ガザウィさん(13)の主演男優賞、父親役のカリファ・ナトゥールさんの助演男優賞など、ほかにも4部門で受賞を果たした。
授賞式では複数の制作者や受賞候補者がガザの戦争を終わらせるよう訴えたり、イスラエル政府を批判したりした。
ザ・シーのプロデューサーを務めたバハー・アグバリヤ氏は、「全ての子どもは平和の中で生きる権利がある。我々が決して手放してはならない基本的な権利だ。この作品はそれを描いた」「我々はみんな平等だ。平和と平等は幻想ではない。今、ここで選択できる」と訴えた。
米国でこのほど開かれたエミー賞授賞式でもハンナ・アインバインダーやハビエル・バルデムなどの俳優がガザの停戦を訴え、1000人以上の俳優や監督が、イスラエルとは仕事をしないと宣言した。
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