2025 Sep 17 , by:
CNN

(CNN) 米国のボストン・ローガン国際空港で15日夜、航空機を狙って「緑色のレーザー」が照射される事案が起き、連邦航空局(FAA)が調査を進めている。
ウェブサイト「LiveATC.net」に録音された音声によると、アメリカン航空のリージョナルジェット(リパブリック航空が運航)の操縦士は航空管制官に無線で、「アメリカン航空4580便、出発。右側から緑色のレーザーを照射された」「旋回した後も、まだ点滅していた」などと伝えた。
FAAによると、リパブリック航空4580便とサウスウエスト航空559便、ユナイテッド航空2356便の乗務員から、空港付近を飛行中に光を照射されたとの報告があった。
LiveATC.netが捉えた音声では、航空管制官がパイロットたちに対し「全航空機、注意せよ。未承認のレーザー照射事案が発生中。ボストンの北約3.2キロ、高度約180メートルの場所で離陸直後に報告されている」と警告している。
民間機にレーザー光を照射する行為は連邦犯罪に当たり、パイロットの業務遂行が不可能になったり、一時的に視力を失う可能性がある。
FAAはCNNへ寄せた声明で、15日の事案で負傷者は報告されていないと明らかにした。
航空機にレーザーを照射する行為には最大3万2000ドル(約470万円)の罰金が科される可能性がある。違反者は連邦の刑事罰として最大5年の禁錮刑および25万ドルの罰金を科され、州や地域レベルでも訴追される可能性がある。
昨年、乗務員からFAAに寄せられたレーザー照射事案の件数は1万2840件だった。今年はこれまでに5913件が報告されている。
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