2025 Sep 17 , by:
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【9月17日 AFP】中央アジアのカザフスタンは16日、強制結婚と女性をさらってきて結婚する「誘拐結婚(誘拐婚)」を禁止する法律を施行した。女性の権利への関心が高まっているにもかかわらず、こうした慣習は依然として根強く残っている。
カザフスタン警察は声明で、強制結婚をした者には10年以下の禁錮刑を科されるとして、「法改正は強制結婚を防止し、特に女性や少女といった社会的弱者を保護することを目的としている」と説明した。
誘拐婚も違法化された。
警察は「法改正前は被害者を自発的に解放した者が刑事責任を免れる可能性があったが、今後はそうした可能性が排除される」と述べた。
全国における強制結婚に関する信頼できる統計はなく、これまで刑法にも強制結婚を禁止する規定はなかった。
カザフスタンのある議員は今年、強制結婚に関して過去3年間で214件の通報が警察に寄せられたと述べた。
この慣習は隣国キルギスにも存在するが、同国では法執行の不備と内部告発者への偏見により、処罰されることはほとんどない。
カザフスタンにおける女性の権利問題は、2023年に元閣僚が妻を殺害した事件をきっかけにメディアの注目を集めた。この事件はカザフスタン社会に衝撃を与えた。
これを受けカシムジョマルト・トカエフ大統領は昨年、「いわゆる伝統を隠れみのにして、誘拐婚の慣行を押し付けようとしてくる人がいるが、それは正当化できない」との考えを示した。(c)AFP
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