2025 Aug 11 , by:
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【8月11日 AFP】英国政府は10日、一部外国人が国外から有罪判決に対する上訴を行うことを強制する制度を拡大し、強制送還の遅延を防ぐと発表した。
この制度に参加する国の数は、これまでのほぼ3倍となる23か国に増加する。当該国の人物は、有罪判決に対する上訴を行う前に送還されることになると、政府は述べた。
別の発表でシャバナ・マフムード法相は、刑を宣告された場合、ほとんどの外国人犯罪者が直ちに国外追放されるよう法律を変更する意向であると述べた。
外国人犯罪者は刑務所収容者の約12%を占めており、この措置により費用を節約できる可能性があるとマフムード法相は述べている。
ナイジェル・ファラージ党首率いる新興強硬右派政党「リフォームUK」が世論調査で支持率を急激に伸ばす中、キア・スターマー首相率いる中道左派の労働党政権が、移民問題に関して国内からの激しい圧力に直面している中で、この措置が取られた。
内務省は、上訴前の国外追放制度の拡大により、「英国が外国人犯罪者を可能な限り早期に排除する能力」が向上すると述べ、過密状態の刑務所の負担を軽減するとも指摘した。
この制度はすでにタンザニア、フィンランド、エストニア、ベリーズを含む8か国の外国人に適用されており、今後はラトビアやブルガリア、アンゴラ、ボツワナ、ケニア、ウガンダ、ザンビア、オーストラリア、カナダ、インド、インドネシア、レバノン、マレーシアなど15か国にも拡大される。
政府はさらに、他の国々ともこの制度に参加することについて閣僚が議論していると述べた。(c)AFP
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