
宮崎県内は17日も気温が上昇し、宮崎市と美郷町神門で34.1℃を観測するなど各地で真夏日となりました。
小学校では休み時間、外での活動を禁止するなど、熱中症対策がとられています。
17日の県内は、西風と日差しの影響で気温が上昇しました。
各地の最高気温は、宮崎市の気象台と美郷町神門で34.1℃、宮崎空港で34.0℃などを観測し、県内17の観測地点すべてで30℃を超える真夏日となりました。
厳しい暑さが続くなか、学校現場では熱中症対策がとられています。
宮崎市の宮崎東小学校では、授業の合間の休み時間に、児童たちへこまめな水分補給を呼びかけていました。
(児童)
「(体育の時)めちゃくちゃ汗だくでとても暑いです」
「朝でも、もう汗が出るほど暑かったです」
また、学校では、毎日、正午ごろになると、養護教諭が専用の計測器を使って、暑さ指数いわゆる「WBGT」を測定しています。
(宮崎東小学校 平部泰代養護教諭)
「給食前に熱中症指数を計測して、熱中症指数が高いときは、外遊びを中止するような放送をいれています」
暑さ指数は、気温だけでなく、湿度や日差しも踏まえながら熱中症の危険度を示す指標です。
日常生活に関する指針は4つの段階に分けられていて、この日の計測の結果、暑さ指数は31を超え、最もレベルの高い「危険」に達しました。
※計測器31超えのアラート音
(宮崎東小学校 平部泰代養護教諭)
「きょうは指数が超えているので、(外で)遊べないという事になります」
(校内放送)
「現在、熱中症指数は危険なレベルです。きょうの昼休みは運動場で遊ぶことはできません」
児童たちに校内放送で昼休みの活動範囲や注意点が伝えられました。
また、日傘や体を冷やすアイテムを持ってきている児童も。
(児童)
「首に巻いて使います。(登校時)涼しかったです」
「日差しで肌が焼けたりするのが心配で持ってきました」
(宮崎東小学校 森山聖一校長)
「子供たちが安全に学校生活を送れるように熱中症対策を取ってます。朝に正確な情報をキャッチするという事と、もし、アラート等が出ているときには、その対応をするということを基本的に考えています」
県内は18日も各地で30℃を超える見込みで、予想最高気温は宮崎市や西都市などで33℃などとなっていて、引き続き熱中症に警戒が必要です。
消防によりますと、県内では午後5時時点で3人が熱中症の疑いで搬送されたということです。