2025 Jun 10 , by:
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【6月10日 AFP】地球温暖化の影響で南極の環境が急速に変化するなか、コウテイペンギンの個体数が大幅に減少していると指摘する研究結果が10日、発表された。従来の予想を上回る深刻な減少だという。
研究論文は、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ「Earth & Environment」に掲載された。論文によると、南極半島やウェッデル海、ベリングスハウゼン海にある16のコロニー(繁殖地)を対象に、衛星画像を用いて行われた個体数分析で、過去15年間にわたり22%の減少が確認された。
調査を主導した英南極観測局(BAS)のピーター・フレットウェル氏は、今回判明した減少は「これまでの最も悲観的な予測をさらに50%上回る」ものであり、「気候変動の影響が予想よりもはるかに深刻で、個体数の減り方も速い」と指摘した。(c)AFP
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