2025 Apr 26 , by:
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【4月26日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は25日、ロシアが2014年に一方的に併合したウクライナ領クリミア半島について、ドナルド・トランプ米大統領に将来の地位に疑問を呈された後も、ウクライナ領とする自身の立場に変わりはないと述べた。クリミアは、ウクライナ領として国際的に承認されている。
トランプ氏は、和平合意の一環としてクリミアをロシアに割譲する案にゼレンスキー氏が同意しなかったと批判している。
ゼレンスキー氏は首都キーウで記者団に対し、「われわれの立場に変わりはない。どの領土がウクライナ領であるかを決める権利はウクライナ国民のみが有する。ウクライナ憲法は、一時的に占領されている領土すべてがウクライナ領であり、ウクライナ国民のものだと定めている」「ウクライナは、いかなる領土の一時的な占領も法的に認めない」と述べた。
さらにロシアに占領されているクリミアを含む領土について、「われわれの財産でも、私の財産でもない。今を生きる、そして今後生まれてくる、わが国の発展に貢献するであろうウクライナ国民の財産だ」との認識を示した。
トランプ氏は、ウクライナは2014年にクリミアのために戦わず、そのためにクリミアを「何年も前に失った」と主張している。
ゼレンスキー氏は「トランプ大統領の主張で同意するのは、ウクライナがクリミア半島を武力で奪還するのに十分な武器を保有していないという点だ」と述べた。
ウクライナで2014年に親欧州連合(EU)派によるマイダン革命が起きると、ロシアはクリミアを一方的に併合し、ウクライナ東部の親ロシア派武装勢力を支援した。(c)AFP
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