2025 Apr 06 , by:
Top News

【4月6日 AFP】男子テニスのヤニック・シナーが、ドーピング違反による3か月の出場停止処分が「不公平」だと考えていると話した。
昨年3月に禁止物質のクロステボールの陽性反応が2度検出されたシナーは、今年2月に出場停止を受け入れた。ただし世界反ドーピング機関(WADA)は、シナーが禁止物質から競技上の優位性を得ておらず、また汚染は偶発的なもので、シナーに過失はないことも認めている。
出場停止期間は5月4日に明け、その3日後に始まる母国開催のイタリア国際から復帰が可能となる。その約3週間後には全仏オープンが開幕する。
5日に放送された伊スカイ・スポーツのインタビューで、シナーは「(出場停止を)すぐに受け入れたが、本当は納得していなかった」と語った。
「弁護士や周囲のみんなと何度も話し合った。一番ましな選択肢をしなければならなかった」「少し不公平な経験だったが、あの状況では、もっとひどいことになっていたかもしれない。決断を下した後、立ち直るのに少し時間がかかった」
また、イタリア国際で他の選手からどんな反応があるかは、「分からない」とコメント。「何が起こったかは分かっているし、自分が無実だということも知っている。周りのみんな、チームだけでなく家族や友人といった親しい人たちは、真実を疑っていない」と話した。
今年初めの全豪オープンで連覇を果たしたシナーは、離脱中にもかかわらず、世界ランキング1位を維持している。主なライバルであるカルロス・アルカラス(スペイン)やアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、シナーの不在中に隙を突くことができなかった。(c)AFP
This is the title
This is the content
Ok
Cancel