【10月21日 AFP】女子テニス、寧波オープン(2024 Ningbo Open)は20日、シングルス決勝が行われ、大会第5シードのダリア・カサキナ(Daria Kasatkina)が6-0、4-6、6-4で17歳のミラ・アンドレーワ(Mirra Andreeva)を退けて優勝を飾った。
ロシア勢同士の対決となった決勝で、カサキナは試合開始から7ゲームを連取したが、アンドレーワもそこから反撃し、第2セットはゲームカウント5-4から相手のサービスゲームをブレークして追いついた。
最終セットもアンドレーワが3-0とリードしたが、そこから両選手に疲労が見える中、カサキナが流れを取り戻して1時間54分で勝利。最後は喜びと疲れでコートに倒れ込んだ。ツアー8勝目を挙げたカサキナは、週明けに更新される世界ランキングでトップ10に浮上する。
表彰式ではアンドレーワが泣き崩れ、親友でもあるカサキナが慰める一幕もあった。カサキナは「たくさん泣いていい。これからもたくさん決勝に出る機会がある」と語りかけ、「そのうち何回かで、また対戦できたらうれしい」と続けた。
大阪で行われた木下グループジャパンオープン(Kinoshita Group Japan Open Tennis Championships 2024)では、決勝でスーザン・ラメンス(Suzan Lamens、オランダ)が6-0、6-4でキンバリー・ビレル(Kimberly Birrell、オーストラリア)に勝利し、ツアー初優勝を果たした。
前日の日程が雨で中止になったため、両選手はこの日の午前に準決勝を戦って勝ち上がり。迎えた決勝では、ラメンスが第1セットをわずか21分で獲得する絶好のスタートを見せると、第2セットは接戦になったが、最後は相手のリターンが外れて勝負が決まった。
ラメンスは「これ以上ない結果だし、ここでプレーするのはすごく好き」と喜んだ。(c)AFP