【10月6日 AFP】24-25イングランド・プレミアリーグは5日、第7節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)が1-0でクリスタルパレス(Crystal Palace)を下して首位をキープした。アーセナル(Arsenal)とマンチェスター・シティ(Manchester City)は逆転勝利を収めた。
リバプールは開始9分、コーディ・ガクポ(Cody Gakpo)のクロスにジオゴ・ジョタ(Diogo Jota)が合わせて先制したが、ジョタはその後2回あった絶好機を逃してリードを広げられず。その隙を相手に突かれることはなかったが、終盤には守護神アリソン(Alisson Ramses Becker)が負傷交代を強いられた。
ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)前監督の後を引き継いだアルネ・スロット(Arne Slot)監督は、これで開幕から公式戦10戦9勝としたが、ここまで未勝利のクリスタルパレスに終盤の反撃を許したことに不満を見せ、「2点目を決めていれば相手の心を折ることができた」とコメント。「私の意見ではこちらが圧倒していたと思うが、まだ1-0だったから(相手の)ファンも勝利を信じ続けた」と話した。
欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)でパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)に快勝したアーセナルは、ここまで未勝利のサウサンプトン(Southampton FC)に予想外に苦しみながらも3-1で勝利した。
後半開始10分に相手の新戦力キャメロン・アーチャー(Cameron Archer)に移籍後初となるリーグ戦のゴールを許したが、そのわずか3分後にカイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)のホーム7戦連続となる得点で追いつくと、交代で投入されたガブリエウ・マルティネッリ(Gabriel Martinelli)が出場からわずか8分で逆転ゴールを奪取。最後は終了間際、ここまでの2ゴールをアシストしていたブカヨ・サカ(Bukayo Saka)がルーズボールを押し込んでダメを押した。
マンチェスター・シティは3-2でフラム(Fulham)に勝利。ロドリゴ(Rodrigo Hernandez Cascante)が膝の重傷で今季絶望となり、リーグ5連覇へ向けて大きな痛手を負ったチームだが、代わって起用されたマテオ・コバチッチ(Mateo Kovacic)が2点を決めて試合をひっくり返した。
試合は26分、第2節以降リーグ戦で負けがないフラムがアンドレアス・ペレイラ(Andreas Pereira)のゴールで先制したが、シティもコバチッチのシュートが相手に当たってゴールに入り、すぐさま同点に追いついた。
後半開始2分にはコバチッチが逆転の2点目を決め、82分にはジェレミー・ドク(Jeremy Doku)が強烈なシュートでリードを2点に広げた。88分にロドリゴ・ムニス(Rodrigo Muniz)のゴールでフラムに1点差に詰め寄られたが、逃げ切ってフラム戦17連勝を飾った。
この結果、リバプールが勝ち点18で首位を守り、シティとアーセナルが1ポイント差で追っている。(c)AFP/Kieran CANNING