2023 Nov 20 , by:
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【11月20日 AFP】オーストラリア国防相が先週、同国海軍のダイバーが負傷したのは、中国艦が「危険でプロらしさに欠ける」方法でソナー(水中音波探知機)の音波を照射したことが原因の「可能性が高い」と指摘していたことについて、中国外務省は20日、自国軍は常に国際法を順守して活動していると反論した。
リチャード・マールズ(Richard Marles)豪国防相によると先週、日本の排他的経済水域(EEZ)内で国連(UN)制裁の履行確保を支援していた豪海軍のフリゲート「トゥーンバ(HMAS Toowoomba)」のダイバーが、同艦のスクリュープロペラに絡まった魚網を取り除くため海に入っていたところ、中国の駆逐艦が接近。
マールズ氏は、同艦が「接近をやめず」、豪ダイバーを危険にさらす「プロらしさに欠ける」方法でソナーを作動させ、複数のダイバーを負傷させたと非難していた。
これについて、中国外務省の毛寧(Mao Ning)報道官は20日の定例会見で、「中国軍には厳格な規律があり、常に国際法と国際慣行に従ってプロフェッショナルな行動を取っている」と反論。「関係各方面が中国の門前で問題を起こすのをやめ、中豪関係の改善と発展の勢いを維持するために中国と協力することが望まれる」と述べた。
英ロンドンを拠点とする独立組織、ダイビング医療諮問委員会(Diving Medical Advisory Committee)は、ソナーの音波はダイバーにめまいや聴覚障害、臓器障害などを引き起こす可能性があると警告している。(c)AFP
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