2023 Sep 10 , by:
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1 年に2万通も感謝の手紙がくる会社がある。四国にある靴の会社 だ。初めはスリッパを作っていたのだが、約 25 年前、お年寄りのため介護施設の経営者から、こんな相談をされた。 「施設内でお年寄りがよく転ぶので、困っているんです。いろいろ工夫しても解決できません。靴に問題がありそうなんです。」 それで、お年寄りのための安全な靴を作ることにしたそうだ。社長はまず約 500 人のお年寄りの足を観察して、歩き方を調査することにした。そうして作った靴を履いてもらい、意見を聞きながら悪いところを直していった。2年後、「お年寄りのための靴」が完成したが、初めはあまり売れなかった。そこで、調査結果をもう一度確認することにした。すると、あることがわかった。お年寄の中には年をとって片方の足だけが悪くなったり、足の形が変わってしまい左右の足の大きさが違ってきたりして、困っている人が少 なくない。左右のセットではなく、片方の靴だけが必要な人もいるのだ。そこで、「お年寄のための靴」を片方でも買えるようにした。靴の会社を経営しているある先輩からは、そんなことをしたら経営がうまくいかなくなると反対されたが、社長はこの新しい販売方法を実行した。困っている人の問題を解決するためにいいものを作り、今までの靴の売り方とは全く違った売り方で、それが必要な人のところに届けようとしたのである。 今では、この靴は 1 年に 100 万足以上も売れている。2 万通も感謝の手紙がくるのは、このような会社の姿勢があるからではないだろうか。
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